国立市教育委員会職員(持田学校指導課長(当時)!?)の
文書 もみ消し事件
Ú職権乱用罪で刑事告発へ
市民が教育委員会に情報公開請求の手続きをしたところ、担当課が最初は「開示できない」と答え、その後、「文書そのものが存在しない」と理由を変えたあげく、法律に基づく異議申立て書までもみ消していたことが明らかになりました。異議申立て書を受理しなかったり、ましてや捨ててしまうのは、重大な法律・条例違反です。
私たちは、担当した持田浩志・学校指導課長(当時)が都合の悪い文書を隠すために、異議申立て書をもみ消したのではないかと考えています。東京都教育庁から市教委に出向していた持田課長は、事件が明るみになる前の2002年3月に東京都に戻っており、事件の直接の担当者が存在しない以上、市教委の内部調査には限界があります。
また、これまでも市教委の文書・情報管理のずさんさが度々明らかになり、市議会でも問題にされ、私たちもその都度、改善策を提言してきました。ところが市教委の恣意的な行政運営やミスが改まらないばかりか、石井昌浩教育長が直接私たちを名指しで敵視する発言を公の場で繰り返すなど、とても反省・改善の意思が見られません。
そこで私たちは、「市教委職員が異議申立て書を審査会に諮問せず、市民の権利行使を妨害した」ことは、「刑法193条 職権濫用」に抵触するとして刑事告発します。
告発人 炭谷昇ほか18名
É/fax:042-501-2453 PHS:070-6556-2080 *:suruke@m13.alpha-net.ne.jp
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kokuso.htm
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もみ消し事件が明るみになった経過
◆2000年8月 市民が情報開示請求。市教委は「現在、調査中の文書のため非開示」と決定。
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◆2000年10月 調査が終わった頃を見計らって、再度、情報開示請求を行ったところ、市教委は今度は「文書そのものが不存在」と回答。「8月には存在していた文書がなぜ不存在なのか?」との市民の疑問に対して、持田学校指導課長(当時)は「議会で問題になっている案件で、この文書が表に出ると困るので、あまり騒がないでほしい」と答える。
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◆2000年12月 「不存在」に納得できない市民は、情報公開条例に基づき、異議申立て書2件を市教委に提出。うち1件は翌年3月に審査会へまわしたが、もう1件は放置されていた。
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◆2002年4月 持田学校指導課長が東京都教育庁へ異動。新たに堀竹課長が就任。
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◆2002年7月 2000年12月の異議申立て2件のうち1件が、1年半経ても審査会の答申が出ないことに不信を抱いた市民(申立人)が、市教委に問い合わせる。市教委は、「どの手続き段階にあるか分からない。受理したかも分からない。いつまでに答えられるのかも分からない。」と、あいまいな回答。
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◆2002年9月 異議申立て書の放置が市議会で問題となり、市教委は議場での答弁の中で、手続きの「違法性」を認める。
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2002年10月 市教委、2000年12月に異議申立てがあった事実を認めるも、「受理された形跡がなく、文書自体が存在していない」との見解を出す。これにより、市教委職員が異議申立て書を捨てていた疑いが高まった。