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新聞報道「国立市民の告発状」についての見解

 

 この度、炭谷 昇さんを代表とする複数の市民から、情報開示請求にかかわっての異議申し立て手続きでの教育委員会の対応について、意図的に関係文書を隠し、対応を放置した疑いがあるということで、刑事告発を受けるということがありました。このことは、朝日・毎日の2紙で報道されました。

 

 しかし、教育委員会の調査により事務処理が適切に行われ、告発内容のような事実はないことが明らかとなりました。さらに、立川警察署の調査結果でも、全ての項目について事件性が全くないとの判断が下され、不受理の取扱いとなりました。

 

 今回の告発は、炭谷さんの平成14年第3回国立市議会への情報開示の非開示決定に対する異議申立てが放置されていることへの対応を求める陳情が発端となっております。この陳情に対し教育委員会は、調査をいたしました。この時点では異議申し立てにかかわる文書の存在について確認できませんでしたが、訴えのあった4件の事項について教育委員会に報告の上、改めて情報公開及び個人情報保護審査会に諮問をいたしました。また、審査会への異議申し立て拒否理由説明書にその事実を記載し提出いたしました。ところが、この記載内容に対し、炭谷さんからは、本来あるべき文書がないというのは意図的に文書を隠し、異議申し立てを放置したのではないかとの疑念が出され、第4回市議会においてもこのことについて質問がありました。教育委員会では文書の存在や対応について調査を続けておりましたが、その結果がでる前に告発を受けることとなりました。教育委員会の再度の調査の結果、受付をした事実の分かる文書の存在、受付の事実の確認、教育委員会で協議をした上で本人に対応を連絡した事実などが判明し、教育委員会の対応としては問題がなかったことが明らかとなりました。

 国立市教育委員会といたしましては、今回の刑事告発を教訓に誤解を受けることのないよう適切な事務処理を一層心がけてまいりたいと考えております。

                     学校指導課

 

「くにたちの教育」(第91号/2003年3月5日発行/発行・編集 国立市教育委員会)より3ページ目

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