「日の丸・君が代」はいらない!
くにたち・一橋ニュース

16

2000/03/16発行


●● 今号の内容 ●●

【1】ニュースいろいろ
【2】校長と右派グループの黒いウワサ



 みなさん、こんにちは。いよいよ国立市の中学校の卒業式は明日にせまりました。ここ数日、多くの市民が校長に「日の丸・君が代」のない卒業式を求めています。
 一方、一橋大学では大学が“自主的に”ポールを建設して「日の丸」を掲揚しようとしています。学生有志はポール建設に最後まで抵抗していきたいと思います。



【1】ニュースいろいろ

◆ 一橋大学、話し合いも情報開示も拒否
 本日16日夜、一橋大学で学生部長と自治会・学生有志の話し合いが行われました。昨日の話し合いで学生側の要求した話し合いと情報開示について、執行部は拒否という回答をだしました。部局長らで検討した結果、「日の丸」掲揚は思想・信条とは関係ないというのが執行部の共通認識であり、学生らと話し合っても平行線・無駄という結論に達したのことです。大学側は11月末に出した自治会の公開質問状にもいまだ答えていないなど、「日の丸」そのものの問題を別にしても、学内自治のルールを二重三重に破っています。ポール建設着工は明日・明後日にでも行われるのではないかと懸念されます。

◆ ぶっとばせ「日の丸・君が代」in国立 要請文を教育長に提出
 本日16日夕方、ぶっとばせ「日の丸・君が代」in国立 集会参加者一同による、「日の丸・君が代」のない「卒業・入学を祝う会」を求める決議文が、国立市教育長に提出された。

◆ 国会の予算委員会で国立の「日の丸・君が代」問題が取り上げられる
 3月7日、国会の予算委員会で小山孝雄議員(自民党)が国立市の「日の丸・君が代」問題を取り上げたという。



【2】校長と右派グループの黒いウワサ
   (国立市議・Sさん)

 3月7日(火)、「日の丸・君が代」に反対する市民団体のもとに校長が連名で要請文(3/4付)を送ってきた。教育委員会に対する依頼文(3/2付)と同じ体裁のこの文書の消印は「3月6日(8時〜12時)湯河原」となっており、校長が自主研修先から帰る際に投函したものと思われる。校長が一市民団体に要請文を送りつけること自体、極めて異例のことだが、当日混乱を起こす可能性のある右翼団体には要請文は送ってないという。

 市民の手に要請文が届いてからわずか3日後の3月10日(金)、山口県に本社を置く右派系新聞『日本時事評論』が市内で一斉に配布された。これまでも国立の市民運動や教職員組合に対するデマ情報を流してきた同紙だが、今回の記事には「校長会が実力行使をしないように申し入れをした」旨が掲載されている。当事者以外には外に出されていない情報を入手し、記事を書き、印刷し、各戸配布するまでが異常に早く、校長の動きが例年になく活発なこととあわせ、市民の間では校長と右派グループとの間に何らかの関係があるのではないかとの噂が広がっている。



★ 発行:「日の丸・君が代」はいらない!一橋ネット ★
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