「日の丸・君が代」はいらない！
くにたち・一橋ニュース
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第6号
2000/02/11発行
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●● 今号の内容 ●●
【1】短いニュース＆イベント情報
【2】報告──国旗・国歌の実施を求める街頭キャンペーン @
【3】1月28日教育委員会、傍聴報告 A
みなさん、こんにちは。今日、「ゆんたんざ沖縄」という映画を見ました。
沖縄県読谷村の村民の3分の1以上の反対署名にもかかわらず、「日の丸」掲 揚を決めた校長…。卒業式当日、壇上の三脚に掲揚された「日の丸」に対して、「いやです、いやです、いやです」「誰が揚げたいって言ったんですか」と涙ながらに必死に訴える女子生徒…。そして「卒業式が始められない」「未成年じゃな かったら犯罪だよ」などという言葉しか返せない「大人」たち…。
女子生徒が「日の丸」を“どぶ”につけて、塀の外へ投げ捨ててしまうシーンが非常に印象的でした。
【1】短いニュース＆イベント情報
◆ 屋上ポール建設、今年度中に着工か？
一橋大学で、9日（水）、「日の丸」掲揚のための屋上ポール建設着工を今年度中に行うことが自治会に伝えられた。経費や工事日程などの問題点について当局は学生に情報をあたえず、「決まっていない、話し合っていない」などと逃げの姿勢を続けている。
◆ 都教委が都立学校長集め、「日の丸・君が代」を念押し
東京都教育委員会が1月末に校長を集め、「日の丸・君が代」の実施は「命令だと考えてほしい」などと念押しをしていたことが明らかになった。10月には文書通達と校長招集、11月にはＣＤ配布が行われており、「完全実施」を目指して圧力はますます強まっており、教員は非常に厳しい状況に追いこまれている。
◆ 一橋大で「日の丸」撤去・返却行動＆ポール建設反対小集会
「建国記念の日」である11日、一橋大学は「日の丸」を正門に掲揚した。これに対し、いつも通り学生有志が撤去・返却を行った。その後、事務棟前でポール建設反対の小集会が20数名でもたれた。
【2】報告──国旗・国歌の実施を求める街頭キャンペーン @
（炭谷昇・一橋大学学生）
遅くなってしまいましたが、1月30日（日）に行われた「国立市立小中学校卒業式で国旗掲揚と国歌の斉唱の実施を求める街頭キャンペーン」の報告をしたいと思います。
とても天気のよい日曜日の午後、「国旗国歌を考える市民の会」「国立の正常化を推進する市民の会」などが、国立駅前で2時間ほどキャンペーンを繰り広げました。それほど広くはない国立駅前ですが、3ヶ所で拡声器を使ってのアピールと、ビラまき・署名活動をしていました。
参加者は50人ほどで（うち、女性は5人ほど？）、その中には三輪和雄（正論 の会会長・日本世論の会代表）、土屋たかゆき（民主党都議・板橋区）、古賀としあき（自民党都議・日野市）の三氏の姿も見られました。「南京1937」上映に関して公民館に来たときは、「街宣車右翼」と「保守」（「自由主義史観」「つくる会」「正論の会」「日本世論の会」などの“市民運動” ）が来ていましたが、今回来ていたのは「保守」の方だけ。そのため全体的には公民館の時ほど「右翼っぽい」イメージではなかったのですが、それでも「こわかった」と感じた人は結構いたようです。特に、子どもたちはそういう雰囲気を感じ取ったようです。
次回は、彼らの主張と配られたビラの内容についてお伝えします。
【3】1月28日教育委員会、傍聴報告 A
前回に続き、先月28日の教育委員会の報告をします。
昨年8月に国旗・国歌法が成立しましたが、条文に尊重規定はなく、政府も強制強化はしないと答弁しています。それにもかかわらず、法制化以降、各地で 「日の丸・君が代」の強化が着実に行われています。
国立では、今回は大きな変化はなく、例年通り「通知」にとどまり、「通達」は出 なかったわけですが、前回書いたように通知のタイトルの一部が変わっています。国旗・国歌の「取り扱い」という部分が「指導」へと変化しています。
この日の教育委員会では、「今回の『通知』では、『取り扱い』が『指導』と変わっているが、それは単なる表現上の変更なのか、それともいっそう実質的な変 化をも意味するのか？」との質問に対して、指導課長は「表現上の問題であると考えている」と答えています。
教育委員会の各学校への対応は例年通りであり、法制化の影響による指導強化はないということが、指導課長の答弁で改めて確認されました。
★ 発行：「日の丸・君が代」はいらない！一橋ネット ★
お問い合わせは、st77138@srv.cc.hit-u.ac.jp（炭谷）まで
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